私たちは、思春期・妊娠・出産から更年期まで
身近なかかりつけ医として女性のトータルケアを行います。
ごあいさつ
当院は、大正14年に開設以来長きにわたり地域医療に貢献して参りました。
これからも、女性の一生に渡り 役に立つ病院として毎日心を込めて診療していきたいと考えています。
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理事長東島 正Tadashi Higashijima
略歴
長崎県立佐世保北高等学校卒業
福岡大学医学部卒業
長崎大学医学部産婦人科入局
北九州市立八幡病院産婦人科
佐世保市立総合病院産婦人科
大村市立病院産婦人科(医長)等に勤務平成5年12月から 富田産婦人科医院継承・現職
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副院長東島 利紀Toki Higashijima
略歴
北里大学医学部卒業
久留米大学産婦人科入局
聖マリア病院新生児科
大牟田市立病院
久留米大学婦人科不妊外来
蔵本ウィメンズクリニック等に勤務平成11年から 富田産婦人科医院 現職
診療方針Medical policy
産科においては安心でスムーズな経腟分娩のために、まずは詳しい問診・診察を行います。
妊婦健診で特に力を入れているのは、超音波検査です。
経腹超音波機器(GEヘルスケア:E10)、経腟超音波機器(コニカミノルタ:ソノビスタGX30)の
各2台を使用し、胎児・胎盤・臍帯・羊水・子宮頚管長などを観察しますが、
特に妊娠15-16週には、胎児スクリーニング検査を行い、早期の異常発見に努めています。
また胎児心拍数陣痛図モニターで胎児健康度と切迫流早産の有無を観察します。
異常が見つかれば第三次施設(久留米大学病院・聖マリア病院等)へ紹介・搬送しています。
また、産後のメンタルヘルスにも力を注ぎ、助産師・看護師スタッフもしっかりと対応しています。
ここ22年間(2001〜2022年)では、総分娩数:12,090人
その中で、初回帝王切開:220人・反復帝王切開:421人、総帝王切開数:641人、帝王切開率:5.30%です。
一般的には15~20%といわれており、帝王切開の比率が低いことが当院の特徴といえます。
常勤医師が夫婦で24時間対応しているため、夜間休日緊急時の分娩・帝王切開も問題なく行ってきました。
無痛・和痛分娩は、帝王切開率が増えるため当院で積極的には取り扱っていません。
しかし医学的に必要な場合には、硬膜外カテーテルを挿入し除痛を行っています。
実際、帝王切開時の麻酔は、院長が全例硬膜外麻酔下に行っております。
日本の出生数は昭和の第1次ベビーブーム(S22〜24年)約270万人、
第2次ベビーブーム(S46〜49年)約200万を最高としその後は減少し続け
令和4年度は80万人を割ってしまいました。それは中国の12分の1人です。
岸田総理が異次元の少子化対策を最重要政策とし掲げられていますが、
人口の減少に歯止めがかかり、社会がこれ以上小さくならないようにと切に願います。
婦人科では、思春期から更年期・老人期までのさまざまな疾患に対応しています。
近年は女性の社会進出に伴い、月経との付き合い方も変わってきています。
月経に伴うさまざまな症状にも対応できるよう、しっかりと話を聞きアドバイスをしています。
また、不妊治療にも力を入れており、特に働きながら治療を続けることは非常に大変ですが、
その方達の手助けがでたらと思っています。
体外受精や顕微授精が必要になれば専門施設に紹介しています。
歴史的には大正14年の開業以来、現在まで100年近く診察を続けています。
今後も地域に唯一の産婦人科医院として地道に貢献していきたいと思います。